えむ

しいのみ学園の歴史について教えていただけますか?

すがはら

昭和43年に肢体不自由児の父母の会の方々が施設を作りたいということがはじまりでした。
昭和46年に心身障害児母子通園施設となり、昭和58年に松本市総合社会福祉センターができ、現在の場所に移転しました。
平成24年に児童発達支援施設となっています。
現在は松本市からの指定管理で社会福祉協議会で運営しています。

長い歴史があるんですね!
簀河原さんはいつからしいのみ学園に?

平成9年からで、今年で26年になります。
もともとは県外の病院にいました。

ずっとしいのみ学園で働いていて、今と昔で変わったなあと思うことはありますか?

昔は医療的ケアがあるお子さんって少なかったんですよ。
胃ろうのある方はしいのみにはおられず、経管栄養の方はいらっしゃいました。
他にはお母さんが1日中かけてスプーンで一杯ずつ飲ませていることもありましたし、栄養剤しかないのでお母さんがすり鉢でつぶして、片栗粉でとろみをつけてあげたりしている子もいました。
今はミキサー食や胃瘻などいろんなものが進化したなあと思います。

それはご家族も大変でしたね・・・。
今とは違った苦労があったんですね。

今はいろんな制度もサービスもあるし、児童発達支援施設も増えましたね。
昔はしいのみか病院しか行く場所がなくて、ずっとお母さんとお子さんがしいのみにいましたね。
今はお子様だけでもお預かりをしています。

単独通園も可能なんですね。

条件はありますが、年少さんから月に1回単独通園をはじめて、今年長さんは週に3回単独通園をしています。
ご家族がご兄弟に時間をかけられたり、リラックスする時間ができると嬉しいですね。

しいのみにはどんな職種の方がいらっしゃいますか?

常勤でいるのは保育士と理学療法士です。
看護師は非常勤ですが、ほぼ毎日います。
作業療法士、言語聴覚士、心理士が月1回来てくれます。
音楽療法の先生も隔月で来てくれています。
内科・神経科の健診・相談もあります。