えむ

医療的ケア児のご家族は退院後の経済的な心配をされる方も多いです。
公的な支援にはどのようなものがあるのでしょうか?

かめい

そうですね。「お子さんには障害があります」と言われて、
真っ先にお金のことが心配になる、という親御さんは多いと思います。

「特別児童扶養手当」が、ご家族を経済的に応援します。

どういった方が対象になるのでしょうか?

20歳未満で精神又は身体に障害を有する児童を
ご家庭で守り育てている親御さん等に支給されます。

いくらくらいになるのでしょうか?

2023年4月からの支給額は1か月あたり、
障害が重いお子さんなら53,700円、そうでない場合には35,760円です。
 毎年8月に「現況届」を提出する必要があります。
「現況届」とは手当を引き続き受給する要件があるかどうかを確認するためのものです。

支給方法についても教えてください。

毎年4月、8月、12月にそれぞれ前の月までの4ヶ月分がまとめて支給されます。

所得制限はありますか?

受給資格者やその配偶者、同居する扶養義務者の前年の所得が一定額以上である場合、手当は支給されません。

手続きは大変なのでしょうか?

いいえ。この制度は、障がいのあるお子さんを育てているご両親などおうちの人を応援する仕組みです。
身体障害者手帳や療育手帳などを取得していなくても、申請することは可能です。

申請は住所地の市区町村の窓口で行います。
必要な書類には、認定請求書、戸籍謄本、診断書、日常生活の状況報告書などが含まれます。
お住まいの市町村の障害福祉や子育て担当の窓口にお問い合わせください。
こちらの長野県のWebサイトも参考にしてください。