えむ

医療的ケア児にも対応はできますか?

すがはら

できます。
胃瘻や気管切開のある方はよくいらっしゃいますし、呼吸器を利用している方もいます。

医療的ケア児は増えていると感じますか?

昔に比べれば増えていますね。

医療的ケアはご家族が行うのでしょうか?

いろいろです。
ご家族と看護師さんが一緒にやることもあって、そうすると日々のケアの状況がよくわかります。
また単独通園のときは看護師がケアを行います。
お母さんたちは医ケアをやることが当たり前になっていて、自分たちで何とかしようと頑張ってしまうから、
困っていることは伝えてもらい、状況によっては助けを求めていいんだよということを言ってあげたいと思っています。

現在の課題はどんなことでしょうか?

人手不足ですね。
人手を充足させて安定して子どもたちに1対1で対応できる体制を維持していきたいです。
障害のある子たちに当たり前のことを体験させてあげるのは、理解や機能の点でやはり大変で、
人手が欠けるとそれができなくなってしまいます。

なるほど・・・

発達障害のお子様の施設は増えていますが、しいのみのような肢体不自由や医ケアが必要なお子様にとっての
毎日通えていろいろな経験をすることができる保育園のような施設は少ないので、守っていきたいと思っています。

ご家族が安心して預けられて、お子様に普通の体験をさせてあげられることが大切なんですね。

お母さんがつきっきりの状態のままだと、大変だし子どもにとってもよくないと思います。
お母さんと離れる経験をしておかないと、学校に行くときに子どもたちの心がついていけません。
お子さんにとって当たり前のことを当たり前に体験できる環境を維持していきたいですね!