導尿
はじめに
尿道にカテーテルを挿入して尿を体外に排出する方法です。排尿できない状態が続くと尿路感染症や腎機能低下を起こす可能性があります。
適応
排尿機能に問題がある場合に行います。脳性麻痺や脊髄損傷、二分脊椎などが適応疾患になります。
手技
物品:カテーテル、消毒綿、潤滑剤、ビニール袋 ①利き手をしっかり消毒します。 ②尿道口を消毒する。 1,2の順に消毒します。
③カテーテルを清潔に取り出します。先端から5㎝程度の位置を利き手で持ってカテーテル先端に潤滑剤をつけます。 ④尿道口にカテーテルを挿入します。膀胱内の尿を出し切ってカテーテルを抜去します。
日々の観察
・尿の量と性状:量が少ないときは脱水、混濁がある場合には感染症の可能性があります。
補足、Q&A、コラム
・病院に相談するときはどんな時? 発熱、腰痛、尿の混濁、血尿、下腹部痛、尿道痛の症状があるときに相談してください。